「英彦山がらがら」は約800年もの歴史をもつ日本最古の土鈴で、干ばつが続いた際、恵みの雨をもたらせた英彦山にお礼の鈴を文武天皇が奉納したことが由来と云われています。地元では家の玄関や勝手口などに吊るされたり、魔除けの鈴として飾られたりします。素焼きならではの素朴な音色が特徴で、手間暇かけた職人技で手際よく作る工程は、まるでパティシエのお菓子作りを見ているようで魅力的。「がらがらは代々続いていかなならん品物ですからね。これ自体を変えてしまうのは困るけれど、デザイン的に新しくしていくことは私も楽しみにしてるんです」と、篠崎さんは話します。伝統を守り続ける英彦山がらがらは、今の時代にマッチングした形に進化しつつ、若い世代にも受け入れられ始めています。


≪英彦山がらがら窯元≫篠崎 嘉丈さん

鈴類窯元
福岡県田川郡添田町大字落合1752
TEL:0947-85-0169

※見学は事前の連絡・予約が必要です。

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